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2011年12月19日 (月)

スピードライト SB-910 を買ってみた。

Sb910_1

 この 15 日に発売された SB-910 です。(過熱問題が改善されているようです。記事の真ん中辺り参照 2012/1/16、2012/1/17 追加)
手持ちの SB-900 の増灯用にもう 1 つ買い足そうと考えていた矢先に、グッドタイミングでこの SB-910 が出たので早速購入しました。

 冠婚葬祭(特に最近は葬儀)等で写真係にさせられることが多いのですが、スピードライトは滅多に使わない分、それらの現場では特に神経を遣う道具の一つでもあります。

Sb910_3

 

 くまなくチェックした訳ではありませんが、現時点で分かる範囲でご紹介致します。

 SB-910 はその型番が示す通り SB-900 の後継であり、またマイナーチェンジ版としての位置付けで、ベースは 900 ですが、配光と操作部等に多少の改良がなされていますいるようです。

 一瞥して分かる主だったものは、操作性の向上に寄与するもので、電源 ON/OFF/リモートモードスイッチの形状の若干の変更とファンクション(Fn)ボタンの輪郭が確実に光るようになった点です。

 電源スイッチの形状の変更については、以前より独特の螺旋状の形が「まわし辛い」と感じていたので、若干ではありますが、910 でより一般的な形になって操作し易くなった点は大いに評価出来ると思います。

 ただ、この電源スイッチについては以前から賛否両論で、そもそも根本的な考え方として、電源の ON/OFF とリモートの切り替えを一緒にするのはどうよ? といったところから、個人的にマスタ or スレーブ切替の際のロックボタンは、誤操作防止の観点からも電源の ON/OFF にも適用すべき、等のことを感じていたので、これらが 910 でどうなるか密かに注目していました。

 結果的に、これらについては 900 からの踏襲という形に留まり、何か新たな手が加えられるということもありませんでしたが、そういう思想に基づいて設計されたものと理解するのが適当なのでしょう。(12/21加筆修正)

 Fn ボタンは、従来の 900 では見る角度を変えて見るとなんとなく光っていることが分かる程度でしたが、910 ではハッキリと白塗りのリングが光るようになりました。
また、表示パネルのバックライトも 900 よりも明るくなって見易くなりました。

Sb910_4

バックライトの比較 SB-910

 

Sb900_1

バックライトの比較 SB-900

 

Sb910_5

操作部の比較 SB-910

 

Sb900_2

操作部の比較 SB-900

 なお、カスタムメニュへの移行は、900 は OK ボタンを長押し(1秒以上)でしたが、910 では MENU ボタンに変更されています。
また 900 で存在していた ZOOM ボタンは Fn ボタンに移動しています。
カスタムメニュの内容も 22 項目から 19 項目へと変更されています。

 本体の電源 ON 時の動作音は、これは個体差もあるのでしょうが、 900 は低い音で少々耳障りなのに対して 910 は高周波特有のキューンという高い音ですが 900 よりは大人しい感じです。

 

 [2012/1/16 追記]

 気になる過熱問題についてテストしてみました。
テスト発光の設定を「フル発光」にして両者を比べてみましたが、結論から言うと、過熱問題が改善されているようです。
SB-910 の限界を試すには至りませんでしたが、倍以上は持ちそうな感じです(勿論条件にもよると思いますが)。

Sl_test1

発光回数 23 回目くらいです。

 

Sl_test2

27 回目で SB-900 は停止しました。

 

Sl_test3

61 回を越えてもまだいけそうです。(150 回でも大丈夫でした。2012/1/17)

 

 気になる過熱防止については、従来の 900 でも警告が出る程使ったことが無いので、現段階ではなんとも言えません。

 ただ、マニュアルを比較した限りでは、その辺の改善についての言及はないようです。
900 では F-5 頁に「連続発光時のご注意」として、簡単な表で発光モード毎に具体的な発光の制限回数が記されておりますが、910 では文章のみで「連続発光は 15 回でいったん発光を止めて、…」(B-6 頁)とあり、その辺については微妙なところです。
ちなみに、マニュアル自体も 900 より幾分簡略化されているようです。(12/24追記)

[~2012/1/16 終]

[2012/1/17 追記]

 再挑戦ということで、室温 23.5 度の中、150 回の発光でも大丈夫でした。昨日のテストと比較しても SB-900 の 5 倍以上は持つことになります。

 もっとも、この辺は個体差や室温等の条件によっても多少違ってくるとは思いますが、いずれにしても過熱の問題については確実に改善されているようです。勿論、内部の温度上昇とともに発光のインターバルも次第に長くなってくるので、そういう部分も地味に冷却として効いているのかもしれませんが、少なくともあのピロピロリ~ンという力の抜ける音とは縁遠くなったのではないかと思います。

 まだいけそうな感じでしたが、ご近所さんから「窓から物凄い光が点滅しているんですけど?」との問い合わせがあったのと、私もこれ以上無駄弾は撃ちたくないので 150 回で止めました。
あとは各人買ってお試し下さい。ノシ

[~2012/1/17 終]

 

 付属品として、900 ではフィルタホルダに入れて使う色補正フィルタ(電球、蛍光灯用)が 910 ではハードタイプに変更となっています。このため、バウンスアダプタと同じ感覚で簡単に交換出来るようになっています。

 収納ケースは、本体を伸ばして収納していた 900 とは異なり、くの字に曲げて収納するタイプに変更されており、付属品も幾分取り出し易いようになっています。

 同一条件で撮ったサンプルを以下にご紹介します。
被写体は直径 30cm 程のクッションです。
なお、露出や色の補正等は一切行っていませんのでご注意下さい。

■カメラ側設定 WB : フラッシュ
          露出 : A (絞り優先)モード
          ISO 感度 : 200
          出力 : jpeg (掲載用に PhotoShop Elements によってリサイズのみ実施)

■スピードライト側設定 発光モード : スタンダード i-TTL
          配光タイプ : スタンダード

 

Sb910_0d

SB-910 0度正面照射 絞り f8 (1/60s)

 

Sb900_0d

SB-900 0度正面照射 絞り f8 (1/60s)

 

Sb910_45d

SB-910 上45度バウンス 絞り f4 (1/60s)

 

Sb900_45d

SB-900 上45度バウンス 絞り f4 (1/60s)

 

Sb910_90d

SB-910 上90度バウンス 絞り f4 (1/60s)

 

Sb900_90d

SB-900 上90度バウンス 絞り f4 (1/60s)

 正面から当てた時の 910 の光量が若干弱い感じ(ここではややアンバー調)になっています。
これは被写体を置いている下の板の具合を見ていただくと、900 に比べて光がより均等に当たっていることが分かると思います。

 色々なパターンを試してみましたが、やはりどれも似た結果になるので、これが 910 の配光精度の向上による差ではないかと思われます。

 またなお、天井や壁が淡いベージュ色なので、バウンス時にその影響を受けて、更にアンバーが強く出ています。

 

 銀塩時代に購入した SB-80DX と併せて、3 灯によるワイヤレス増灯も試してみようと思っていますが、またその時に気が付いたことがあればご紹介したいと思います。

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