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2019年10月22日 (火)

「BEING & TIME」 / BEING & TIME

 お気に入りの CD の紹介です。
機会があれば是非どうぞ。

Cd_being_n_time


 訳すると「存在と時間」!?

 BEING & TIME は心理学者の谷 フユヒコ氏(G)と麻酔科医の塚越 裕氏(B)によるユニットで、私も KENSO なんかが好きな関係でちらっとその存在は知っていたのですが、ようやくこの程改めてじっくり聴いてみる機会を得ました。

 で、この CD を聴いて最初に浮かんだ言葉が「美しい!」でした(月並みですが)。
あまり歪ませずサスティーンを長くとったストレートな音がとにかく美しいです。

 縦横無尽に転げまわる怒涛ともいえる圧倒的な音数はまさに必然の連続とも思えるもので、まるで自分の心の揺れ動く様を映し出しているかのような気がして、更に深く取り込まれて聴き入ってしまい、気がつけば無限リピート状態になっています。

 ドラム(と一部のシンセ)が打ち込みなので、そこを人でやると更にサウンドに幅が広がりそうですが、打ち込みでも複雑な変拍子を有機的にこなしていて頭が下がります。

 最初と最後に「Watchin' Your Innor Watch」という短い作品が入っているのですが、これが人の一生-まさにタイトルの「存在と時間」に掛けている(!?)ようで、とても短い曲ですが、聴く度に胸が締め付けられる思いがします。

 谷氏が優れたメロディメーカであるのは勿論ですが、その根っこには心理学者ならではの発想や知見といったものが大いに影響しているのではないかと思います。

 なんにも考えなくても楽しめる音楽もそれはそれで勿論楽しいのですが、どんな時に聴いてもその時々に相応しい形で心の支えになってくれる音楽というのはそう多くは無いでしょう。

 このユニットはそんな得難い音楽を未来に伝道する貴重な存在だと思います。

 

 なお、個人的に特に気に入ってリピート状態なのは「The Concept of Time」「Cloudy Moon」「LED (Livin' in an Empty Dream)
」「Another Sky」等です。

 NOTHIN' UNUSUAL の頃の PRISM とか SIDE STEPS、KENSO なんかが好きな方にはドストライクなアルバムだと思います。

 私は CD を Amazon で買いましたが、何故か R18 指定でした。
何処にもそういう要素はないのにw
スイスからの発送のようでしたが、そんなに待たずに 1 週間くらいで届きました。

 

 ライブ行ってみたいですね。

※ BEING & TIME のサイトでピックアップしていただいたようで感謝とともに汗顔の至りです。

今後益々のご活躍をご祈念申し上げます!

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