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天文

2022年1月10日 (月)

自宅前で星空写真 2021/8/28 アルマク(Almach) γ-And

Almach

 少し前に撮ったものですが、大好きなアルマクです。


 青い伴星は更に実視連星でもありますが 2022 年現在の推定角距離が 0.24″と、60cm クラスに AO でも使わないと分離は難しいようです。

 1842 年にシュトルーベが口径 15インチ(38cm)の屈折で見つけた頃はまだ 0.45″くらいだったようです。

 単純計算で口径 38cm の分解能が約 0.3″ですので、当時のレンズの精度なんかを考えると、これでもかなり大変だったと思います。

2021 年 8 月 28 日 22:56 -
タカハシ FS-102(D102mm f820mm F8.0) + PL10mm + Sony HDR-CX630V (TCA-4 経由)
動画ファイルから 205 フレームを Registax6 にてスタック、PhotoShop でトリミング他

2021年7月14日 (水)

重星の書籍「THE CAMBRIDGE DOUBLE STAR ATLAS」と「AN ANTHOLOGY OF VISUAL DOUBLE STARS」

Book_double_star_1

 どちらもケンブリッジ大学出版(?)から出ている重星に特化した書籍です。

 真の重星好きはワシントン重星(WDS)カタログなんかを愛でながら観望の計画でも立てるのでしょうが、私も嫌いではないものの、さすがにあれを長時間凝視しているとめまいを覚えるので、もう少し見え方の解説付きでイージーなものがないか?と探していてこれらを見つけました。

 観望に際して余計な先入観を持たない、という意味では WDS カタログも良いのですが、あれを読み物として楽しめるだけ私は十分な経験を積んでいません orz

 

★「THE CAMBRIDGE DOUBLE STAR ATLAS」(全 170 頁程)は、星図と重星リストを 1 冊にまとめたもので、星図は星雲・星団も含めてかなり詳細に描かれており、星図単体としても充分過ぎる内容だと思います。

Book_double_star_2

夏の大三角付近

 星図上の重星は通常の表記に加えて若草色の併記があり眺めるだけでも楽しいですが、実用性も充分で赤色ライトの下でもちゃんと読めるのが有り難いです。

 2,500 有ると思われるこの若草色のペアを網羅した後半のリストには、多少の例外はあるものの合成等級で 7.75 等より明るい星(伴星は 13.5 等まで)が掲載されており、分離についてはその 9 割が口径 15cm でカバーでき、最も狭い角距離(アッベ限界 Ro=113/D で 0.5″より狭くないもの)には 25cm 以上が必要、というようなことがリストの冒頭に書かれています。

 リストは星座毎にまとめられていて、WDS カタログのように何の素気もないものもありますが、それに混じって有名どころやおそらくはそれなりに研究調査が進んでいるであろう対象については、それらについての軌道要素などが記されています。

Book_double_star_3

 "100% 近い確率で恐らく連星"といった表記も結構あってなかなかに興味深く、色々想像を逞しくさせて読む(見る)のが楽しいです。

 個人的に好きなフォント(Arial の仲間?)を使っているのもポイント高いです。


★もう一冊の「AN ANTHOLOGY OF VISUAL DOUBLE STARS」は、目次も入れると 470 頁ちょっとのボリュームで、前半の 50 頁くらいまでは諸々の基礎知識や、この本に直接または間接的に関わったであろう人達のことが書かれています(まだ全部は読んでいない)。

 重星は厳選された 175 個を掲載しており、おおよそ 1 対象に対して 2 頁を使って解説しています(たまに 3 頁有り)。

Book_double_star_4

一例 うしかい座Σ1785 のページ

 先頭は対象の物理的要素、次に発見の経緯(History)、現在の状況(Mordan Era)、観察(観望)についてのメモと近傍の重星情報(Observing and Neighbourhood)、そしてごく最近の計測情報(Measures)に分かれており、一つの重星にこれだけスポットを当てていることに驚くとともに、海の向うにも熱心な人達が居る(むしろあちらが本家!?)という嬉しさを一人噛み締めています。

 発見のくだりにはお馴染みのハーシェル一家や W シュトルーベの名前が有り、大口径とはいえ当時の青銅製の鏡や測微尺の性能を考えると、さぞや苦労が絶えなかったであろうと当時に思いを馳せるとともに、今こうして私達が楽しめるのも彼らの地道な観測があってこそで、改めて偉大な先達への敬意とそのめぐり合わせに心から感謝したいです。


タイムスリップできるなら彼らの傍で観測の様子を見てみたいものですね。


 重星ファンにはオススメできる 2 冊だと思います。

2020年8月24日 (月)

自宅前で星空写真 2020/8/23 M13 球状星団、h-χ

20200823_m13

 改めて 15cm で撮った M13 です。
やっつけ仕事で、元が jpg なので偽色も出ていますがそこはご容赦のほど…。

 眼視(110x)でも銀砂を撒いたようにびっしりと星が詰まっていて感動しました。

 右斜め上がだいたい北です。

2020 年 8 月 23 日 22:10 -
タカハシ TOA-150B(D150mm f1,100mm F7.3) TOA-35 レデューサ使用 (f775mm F5.2)
タカハシ EM-400 赤道儀 + PHD2 による自動ガイド
ニコン D3100 (ISO1600)、JPG
露出 計 19 分 (30 秒× 12 枚、60 秒× 7 枚、90 秒× 4 枚) ステライメージ 8 他で処理 トリミング

 

20200823_h_x

h-χ (二重星団)

 秋を代表するお馴染みの星団で、こちらは眼視の感じに近いです。

 左が NGC884(χ)、右が NGC869 (h)で「明るい方が若番」と覚えているのですが、それでもよく間違います。

 884 の周囲には明るいオレンジの目立つ星がいくつかありますが、眼視でも同様に目立つのと星団の青白い星達との対比、そして一緒にうるうるする姿がとても印象的です。

 空の条件の良いところで広角アイピースで覗いて欲しい対象の一つですね。

 天の川の中にあるため、6x30 くらいの双眼鏡でも視野の中が凄まじい数の星で埋め尽くされて、これまた感動ものです。


2020 年 8 月 23 日 22:45 -
露出 計 13 分 (30 秒× 9 枚、60 秒× 1 枚、90 秒× 1 枚、120 秒× 3 枚) ステライメージ 8 他で処理 トリミング

 

20200823_h_x3
これはちょっと手を加えたもの

 

20200823a
撤収前の状態

2020年7月18日 (土)

郊外でお気軽星空写真 2020/7/18 ネオワイズ彗星 (C/2020 F3 (NEOWISE))

Comet_neowise_c2020f3_20200718

 昨日に続き、今夜は郊外に出向いての固定撮影です。
昨日に比べ結構移動していて、この時点ではおおぐま座の前足のところ(イオタ星の近く)に居ます。

 画像はあまりいじって(強調して)いませんが、うっすらとイオンテイルが確認できます。
狙ったように彗星の近くを頻繁に雲が通るのと、日没後間もないこともあって想像以上に人工衛星が多くて閉口しました。
コンポジットしたのであまり目立ちませんが、拡大すると写り込んでいるのが分かると思います。

 他にも噂のスターリンク衛星なのかどうかは不明ですが、0~マイナス等級くらいのがいくつも飛んでいました。
これは写真撮るのにも影響ありますね。

2020 年 7 月 18 日 21:15
ニコン AI Nikkor 50mm f/1.4S + D3100 (ISO1600)、JPG
絞り F2.0
露出 計 1 分 24 秒 (6 秒 x 14 枚) ステライメージ 7 他で処理

 

Comet_neowise_c2020f3_20200718_b

上の画像を PhotoShop でいじったもの

 

20200718

これも明るい人工衛星 2 つ 右上にカシオペアの W、中央下のもやもやした星の集まりはペルセウス座の二重星団です。

 

2020年7月17日 (金)

自宅前でお気軽星空写真 2020/7/17 ネオワイズ彗星 (C/2020 F3 (NEOWISE))

Comet_neowise_c2020f3

 思いのほか明るくなって話題のネオワイズ彗星です。
街路灯やら何やらで明るい中、肉眼でもかろうじて分かりました。
8x42 の双眼鏡では明るいコマを真綿のように包んで伸びるテイルが見事です。
折角明るくなってくれたついでに、その見事な箒でこのコロナ禍も一掃して欲しいものです。

2020 年 7 月 17 日 21:02
ニコン AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II + D3100 (ISO1600)、JPG
105mm / 絞り F2.8
露出 5 秒 ステライメージ 7 他で処理

2020年5月10日 (日)

SUGOI BATTERY (スゴイバッテリ)を使う。

Sugoi_battery

 赤道儀用のバッテリがダメになったので、その後継に選んだのがこの SUGOI BATTERY です。
 もっとも赤道儀のこともありますが、一昨年の地震の経験からも、災害用としてもなるべくコンパクトで大容量を!と思って探していたらこれに当たりました。
勿論、天文マニアの方々のレビューも背中を押してくれた理由の一つです。

 購入自体は昨年の 6 月頃ですが、なかなか使う機会が無く、この 3 月末にようやく出番を迎えましたが、EM-200(B) を動かすには十分なものでした。

 EM-400 でのテストはまだですが、多分赤道儀だけを動かすのであればグリグリ両軸を高速駆動しても十分余裕でいけるのではないかと思います。

 さしあたってオートガイド用のノート PC は自身のバッテリでなんとかなるとは思うのですが、概してそれもくたびれるのが早い傾向にあるので、今後はそれをどうするかと、更に冷却 CCD まで使うとなると間違いなくキツいと思うので、追加で別のバッテリも検討しなければなりません。

 もっとも、暫くは冷却 CCD は自宅前で 100V を引いて使うつもりなので、それは次のステップにしたいと思っています。

 スペックとしては 25AH の容量※で、本体サイズ 235(W)×76(D)×205(H)mm、重量 1.9kg (説明引用)と、まさに「凄い!バッテリ」です。

※公称 25AH ですが、実際に使えるのは 20AH 程度とみるのが妥当でしょう(277/12≒23)。

 

 ちなみに追加で検討しているのはセレストロンの Power Tank Lithium Pro です。
suaoki の G500 なんかも良さ気ですが、冷却 CCD にどう電源を供給するかで悩ましいところです。

 もう一つの目的である災害用途に関しては未知数ですが、それ用に出番が来ないことを願いたいものです。

 

Sugoi_battery_02

非常にコンパクトでしかも軽いです。


Sugoi_battery_03

Sugoi_battery_04

Sugoi_battery_05

USB の Type-C は付いていません。

2020年4月19日 (日)

60mm ガイド鏡のジュラプレートへの取り付け

As_01060381001_3

なんかこういうのが無性に好きw

 以前購入した 60mm のガイド鏡ですが、脚の部分がビクセンのファインダ脚台座仕様であり、ウチの環境では未対応のため暫く放置状態でしたが、この程アストロストリートさんのパーツを使い、普段使っているジュラプレートに上手く取り付けることができました。

 当初は付属ないし市販のアリミゾ式ファインダ脚台座をジュラプレートに固定する方法を考えていたのですが、既製品で適合するものを探してもなかなか見つけられず、そのうち普通のアリガタ・アリミゾに交換したほうが手っ取り早いことに気付きました。

 が、ガイド鏡の脚をアリガタプレートに固定するとなると、これまた選択肢がぐっと減ってしまい、ようやく見つけたのが

★「AstroStreet アリガタプレート 汎用スライドバー アリレール CNC加工 アルミ削り出し 約23cm GP互換[国内正規品]」
商品コード : 01060281007

★「AstroStreet ダブルブロック締め 高品質アリミゾ GP互換 タカハシにも」
商品コード : 01060381001

の 2 点でした。

 パーツの交換を済ませて実際に使うジュラプレートにも取り付けてみましたが、この小さなガイド鏡を固定するにはやや過剰品質のような気がするものの、重量バランス的にも良さそうなので結果オーライです。

 あとは実際にこのセットでテストをしてみたいところですが、新型コロナウイルスのこともあるので暫くは自粛したいと思います。

 

As_01060381001_1

コストパフォーマンスの高いアリミゾだと思います。


As_01060381001_2

サイズ比較 左は単三電池


As_01060281007

アリガタプレート M6 サイズの長穴が切ってあります。


Ashi_1

この脚を固定しているプレートを外します。


Ashi_2

M5x10 のキャップボルトで固定されています。


M5_cap_screw

M5x10 だと僅かに短くて心許ないので 12mm (M5x12) を使いました。


Ashi_3

交換完了


Ashi_4

アリミゾにセットしてみたところ 良い感じです。 


60mmx2_1

実際に使うジュラプレートにセットしたもの


60mmx2_2

2020年3月31日 (火)

自宅前で星空写真 2020/3/30 M3 球状星団

M3

 コル・カロリとアークトゥルスの中間あたりにあるとは言うものの、月明かりと街路灯の影響で大雑把に鏡筒を振っても見つけられず、 5cm のファインダでもよく分からず、結局目盛環で導入しました(これが確実!)。

 空の状態が悪かったせいもあるのでしょうが、眼視等級 6.4 等、写真等級 6.9 等(全天 星雲星団ガイドブック)の割にはそれよりずっと暗く小さい印象で、M13 を見慣れているせいか口径 10cm でも頼りない姿でしたが、そんな"もやもや"も写真に撮るとちゃんと星として写るから楽しいものです。

 ちなみに 100 倍超えでももやもやするだけで星に分解して見えませんでした。

 球状星団を星に分解して見るにはやはり集光力がカギのようで、M3 の場合、星団の中で一番明るい星は 12.7 等、明るい 25 個の平均光度が 14.23 等だそうなので、これだけ見ると 10cm (極限等級 12 等)程度ではとても及ばないことがうかがえます。

 計算上 14.2 等を確実に見るためには 1 等ほど余裕をみて口径 50cm くらいが必要になりますので、星がびっしり詰まっている姿を見るには 50cm までいかないまでも、少なくとも 30-40cm くらいは必要かもしれません。


[参考]
Messier Objects Messier 3
https://www.messier-objects.com/messier-3/

 

 画像は左がだいたい北です。

2020 年 3 月 30 日 21:47 -
タカハシ FS-102(D102mm f820mm F8.0) レデューサ使用 (f610mm F5.9)
タカハシ EM-200 赤道儀 + PHD2 による自動ガイド
ニコン D3100 (ISO1600)、JPG
露出 計 9 分 (30 秒× 18 枚) ステライメージ 7 他で処理 トリミング

 

20200330_fs102_n_em200

2020年3月22日 (日)

自宅前でお気軽星空写真 2020/3/22 電線越しに沈みゆくかに座 ほか

Fc60_n_p2z

 久しぶりに晴れたので観望がてら写してみました。
低気圧の通過後ということで、シーイングにはさほど期待していませんでしたが、ちらっと見たカストルではまぁまぁといったところでした。

 ずっと双眼鏡でしか見ていなかったプセレペを 6cm 27 倍で改めてじっくり眺めると、控えめにうるうるした感じがまた良いものです。

 

Cancer


2020 年 3 月 22 日 0:47 -
ニコン AI Nikkor 50mm f/1.4S + D3100 (ISO1600)、JPG
絞り F2.8
タカハシ P-2Z 赤道儀
露出 計 70 秒 (10 秒× 7 枚) ステライメージ 7 他で処理

 

以下は 1 月に郊外で撮ったもの(ツイッターに載せたものと同じです)

20200124_orion

オリオン座
2020 年 1 月 23 日 23:51 -
ニコン AI Nikkor 50mm f/1.4S + D3100 (ISO1600)、JPG
絞り F2.8
タカハシ P-2Z 赤道儀
露出 計 4 分 30 秒 (30 秒× 9 枚) ステライメージ 7 他で処理

 

20200124_hyades_pleiades


ヒアデスとプレアデス
2020 年 1 月 23 日 23:57 -
ニコン AI Nikkor 50mm f/1.4S + D3100 (ISO1600)、JPG
絞り F2.8
タカハシ P-2Z 赤道儀
露出 計 4 分 (30 秒× 8 枚) ステライメージ 7 他で処理

 

2020年1月19日 (日)

2020/1/19 札幌青少年科学館のプラネタリウムを見に行って来た。

20200119_ssc

 遥かに遅いマイブームの「宙のまにまに」に加えて、このところのベテルギウス減光の件もあってか、星を見たいという欲求が強いものの、昼間は晴れていても夜になると曇ったりで満足に見れないので、困った時の「星分補給」に行ってきました。

 全 5 回のうちの 4 回目と 5 回目(最終)の 2 回を見てきましたが、4 回目は特に人が多く、受付のお姉さんに訊くと、冬休みの最終日なので特に混んでいるのだとか。

 見ると確かに家族連れが多くて、折り返してまでの長蛇の列に驚きましたが、ちゃんと座れましたし、またシッカリ楽しんできました。
なお、いつものごとく「2 本立てで!」と言うと受付のお姉さんがウケていました。

 4 回目の内容は「Wayfinders ハワイへ続く星と海」で、説明をそのまま引用させていただくと「ポリネシアの伝統的な航海術」の紹介番組+今日の星空+ハワイ(の緯度)で見える星空の解説でした。
解説のお兄さんはベテルギウスの減光にも言及していましたよ。

 5 回目はいつも通り「今日の星空」生解説で、1、2 月のテーマは「南天の星座」ということで、札幌から見える星空と前述のハワイに加えてニュージーランドで見える星空を堪能してきました。

 機会があればオーストラリアにでも星見と野生のインコ・オウムを愛でに行ってみたいところですね。先立つものがありませんが… orz


 最後に、ここの「ケイロン III」の表現は本当にリアルなので、まだの方は是非足を運んでみてください。
暑い、寒い、虫を気にせずにいつも素晴らしい星空が待っています。

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来月の雪ミクさんのポスター発見!


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ナイトプラネタリウムのチケットは完売してますた。


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20200107_orion

少し前になりますが、1 月 7 日のオリオンの主要エリアです。自宅前での固定撮影  ベティ、暗いよベティ…

 

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