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オーディオ

2021年7月 2日 (金)

テクニクスのチューナ ST-S4

Sts4_01

 古いというだけでジャンク扱い(←これが結構怪しかったりする)の ST-S4 を保護してきました。

 ST-S4 はちょうど 1980 年頃のカタログで中核となっていたチューナで SU-V6 や SL-1600MK2、SB-7 等との組み合わせに当時まだ少年だった私はとても憧れたものでした。

 当時は辺鄙なところに住んでいたので個人経営の小さな電器店に展示品があるハズもなく、実物(勿論中古)を拝めるようになったのはここ 15 年くらいの話で、それでも SL-1600MK2 に至っては未だに実物を見たことがありません。
SL-1600MK2 ないしは 1800MK2、または SL-5300 (黒モデル)で程度の良いものを見つけたら是非とも入手したいと思っています。

 

 さてこの S4 を試しに使ってみると周波数表示が -0.1MHz ズレていた(やっぱり古いだけじゃなかった!)ので、そこだけとりあえず調整しました。

 基板を見渡してみると電気二重槽コンデンサ(EDLC)は 3 本ともお漏らし状態で要交換

 他のケミコンも多分交換したほうが良かろうと手持ちを確認して足りない分を通販で頼みました。

 また電源部のトランジスタも発熱が激しいせいか、天板も基板も黒くなっていたので念のためこのトランジスタも交換するつもりです。

 基板のボタンも一部反応が悪いので、これも替えようと同等品を探してみたのですが適当なものが見つけられず、諦めてこちらはそのまま使うことにしました。

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10mm x 10mm x 2.5mm の特殊なスイッチ メンブレンのようです。

 

 開けて色々いじる前にビニル線をアンテナにして音を確認してみましたが、当時のテクニクスらしい素直な感じに聞こえました。

 

 気が付けばチューナだらけで、以前のようにそんなに積極的に FM を聴く訳でもないのですが、模様替え気分で時々取り替えては楽しんでいます。

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これは周波数ズレ調整後 どの局もちゃんと正しい周波数で受信するようになりました。 これは 80.4MHz で AIR-G' (FM 北海道)


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天板を開けた状態


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F 栓を使わない-というか使えない独特なアンテナ端子が当時を偲ばせます。


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EDLC は 3 本ともこんな感じ …真ん中は大丈夫!?


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全部ダメでしたw


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この Q701 トランジスタと周囲のケミコンも劣化が予想されます。


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周波数ズレの簡易調整(IF) 83MHz 受信(アンテナ無入力)で TP102-103 間の電圧 0V 目標 / T101 で調整
上が調整前 下が調整後(下の画像は再確認時のもの) 結構ズレていました。


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手持ちの 2SD880 と 5.5V 1F の EDLC
EDLC は 1.8V 3.3F を 3 本直列で使っているので、これ 1 本で同等になるハズ!
必要なケミコンも 9 割方ストックがあるので、残りの通販分が届いたら全部交換する予定です。

 

2021年2月15日 (月)

テクニクスの SP-15 をオーバーホールして貰った。

 サブ機というかほぼメインで使っている SP-15 のスタート/ストップボタンの利きが悪くなったため、自分で分解してボタン交換を考えていたのですが、実際は他にも手直しが必要なことを知り、40 年近く経過していることも考えると、ちゃんとしたところでオーバーホールをして貰ったほうが安心だろうということで、このほど専門にやっているところにお願いしました。

 電話の印象は明朗で感じの良い方で、送って 2 週間程で戻ってきましたが、不具合箇所は完璧に直っており、徹底的なオーバーホールもしていただいたので今後使っていく上での不安も払拭されました。

 ターンテーブルベース SH-15B1 の片方のヒンジもネジ穴が潰れてしまっていたのですが、プレスナットを埋めて再建していただいており、普段はダストカバーを外して使っているものの、これもまた安心という意味でお願いして良かったと思っています。

 次は SP-10MK3 の予定ですが、諸々あって先立つものが無くなってしまったのでもう少し経ってからお願いするつもりです。

 費用はそれなりでしたが、気に入って使っていたものだけに今回フルレストアして貰って喜びもひとしおです。

 CD も良いけれどアナログレコードもやっぱり味があって好きです。

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段ボール 3 箱で厳重かつ丁寧に梱包されてきました。

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トルクヒンジの状態 これを今の技術で作ったらもっと丈夫なものが出来そうな気がするのですが、需要が無いから無理なんでしょうね。

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ヒンジは長いビス 2 本で固定します。インシュレータの汚れはこの後取っています。

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両方のヒンジを取り付けた状態 見えているビスは結構緩んでいて全て増し締めしました。

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本体にアース線をつなぎます。

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ターンテーブルベースに 4 本のネジで固定します。

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アームベースにケーブルを接続

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こちらも固定します。

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アームの取り付け

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配線を終えて使える状態になりました。ダストカバーもちゃんと任意の位置でとまります。

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EP で 45 回転を確認 問題ありません。ピッチ変更もスムースです。

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LP で 33 回転を確認。これも全く問題ありません。78 回転も動作だけ確認

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チェックは PRISM のアルバム

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EP もこれまた PRISM 当時はシングルとアルバムで別テイクが結構あって楽しめました。

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SP-15 にはストロボスコープが無い分すっきりした外観です。

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交換された部品たち ずしりとくる重さで、一番大きな電解コンデンサの幅がおよそ 4cm です。

2021年1月14日 (木)

EPC-100CMK3 にまつわる独り言

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 テクニクスの MM らしからぬ音がする MM カートリッジです。
端正過ぎて面白味が無い、蒸留水のような音だ、というような話もよく聞きました(今も聞きます)が、当時のテクニクスのストレート & フラット思想(志向)からすれば不思議でもなんでもなく、変換器としての精度を徹底して追求した結果がこの 100 シリーズとして結実していました。
噂では MK5 の予定もあったらしいのですが、その頃はもう CD に押されて実現しなかったようです。

 手元にあるのは 100C から続いた 3 世代目ですが、針が MK4 用の 100ED4 なので実質 MK4 相当になっています。

 音は改めて言うまでもなく、何処までもフラットで癖が無いのが癖という感じです。
よく言われるところの MM っぽさは感じられず、たとえは悪いですが、優等生的な MC を聴いているような感覚です。
とは言ってもやはり MC ではなく、振動子の軽い IM(MI)のような一面もうかがわせるものの、それともどこか違う、なんとも喩えようがないオンリーワンの不思議な世界です。

 全域にわたって端正で見通しが良いの加えて高分解能な印象で、気が付くとその不思議な音の世界に魅了されているという感じです。

 205CMK3 や MK4 程ではありませんが多少線の細さは感じますが、キラキラした感じは抑えられていて、そこはやはり 100C シリーズであることをうかがわせてくれます。

 改めて CD 音源と比べてもほぼそれに遜色がないことが分かり、アナログも突き詰めていけばデジタルの音に近づくのだ(逆も然り?)という印象を持ったのも確かです。


 出力電圧が 1.2mV と MM にしてはやや低めなので、ボリューム操作はもとより録音出力もその分低くなるので録音の際は一応注意が必要です。
もっとも普通に再生するだけなら特に困ることはないでしょう。

 100C 系はもともと直流抵抗が 30Ω(205CMK3 は 500Ω)で設計されていて、フォノケーブルの長さの影響をあまり受けないよう配慮されていたようです。

 振動子のダンパにはお馴染みの TTDD が使われていますが、幸いにして我が家のそれを使っているカートリッジ(針)で腰抜けになっているものはありません。
もっとも今後も大丈夫という確証は何処にもないので少々気になる部分ではあります。

 100C には姉妹機の 101C があり、こちらの方が線が太くて聴き易いという話もあります。
残念ながら私はまだ実機を聴いたことが無いのですが、機会があれば是非手に入れたいと思っています。

 

 普段はあまり出番がありませんが、貴重なアルバムの録音には欠かせない、ここぞという時に活躍してくれるカートリッジです。


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スタイラスガードが有効の状態

2021年1月 8日 (金)

AT-F3II にまつわる独り言


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 非常にコストパフォーマンスが高いことで知られたオーディオテクニカの MC カートリッジです。

 前モデルの AT-F3 も大ヒットしましたが、これはそのアップグレード版で LC-OFC のコイル線が PC0CC-6N になったものです(のちに更に AT-F3III となる)。

 当時、実勢価格で 8 千円前後の MC でありながらチップは無垢の楕円と、今では有り得ないサービスぶりで
「ちょっと試しに使ってみよう」と思わせるのに充分な魅力を持った製品でした。

 私もそのノリで揃えたのですが、たぶん多くの人がそう感じたように価格からは信じられない堂々とした鳴りっぷりに驚かされたものです。

 一部のブログ等では、そうは言っても上位機に比べると云々…と、いいようにダメ出しを喰らっているのを何度か見掛けましたが、それはそれでまぁ置いといて、普通に楽しむ分には何の不満もなく、このシリーズは同クラスの MM カートリッジ付プレーヤからの乗り換えを意識したのか、適正針圧も 1.5g と扱い易く設定されており、MC のエントリモデルとしての魅力を充分に備えた製品だったと思います。

 音の傾向としては、ウチの組み合わせではややハイ側の主張が強いですが、嫌味なほどではなく、元気な中にもしっかりと地に着いた MC らしい鳴りかたをしています。

 恐らくはキャラクタを決める高域のピークが割と目立つところにあるのだと思いますが、その辺は負荷抵抗を変えることである程度コントロールできると思います。

 推奨負荷は 100Ωで、100Ω で受けると確かに元気な感じが前面に出ますが、30Ωや 15Ω では教科書通りの変化をみせて大人しくなり端正な雰囲気に変わります。


 この製品も既にディスコンとなりましたので、針交換したくてもできないのが辛いところです。

 もっとも減るだけ使っている訳でもないので、ダンパがヘタるとかカンチレバーを折ったりしない限りは大丈夫だと思うのですが、今思えばもう 1 個買っておけばよかったと後悔することしきり。


 発電形式にかかわらず、今じゃメジャーブランドで 1 万円以下の現行製品を探すことが難しくなりました。

 これも時代の流れで、それだけアナログレコード再生が「趣味の世界になった」ということなんでしょうが、もう二度と 80 年代のように 1 万円以下の投資で新品を「気軽に買い足して楽しむ」というスタイルが来ないのだろうと思うと寂しいものです。

 その意味でも、当時を彷彿させる非常にインパクトのある製品だったと言えましょう。

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ピンボケですが…

2021年1月 3日 (日)

AD と CD で同じ曲をスペアナで比較してみた。

 正確さには欠けるのですが、CD と AD で同じ曲のスペクトラムを比較してみました。
※ f 特ではなく、あくまで楽音というかソースのピークを拾っただけなので、そこはお間違えなきよう。

 グラフの赤線は AD、水色は CD ですが、重なっているところでは白かったり緑がかったりしています。

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 CD は比較的古いものではあるものの、リマスタの際に色々いじっている可能性が高いので、そこの差は目をつぶっています。

 曲はカシオペアのアルバム 4X4 より Mid Manhattan を使用しました。

 本当は両方の音をアップロードしたいところですが、著作権の絡みがあるのでその旨悪しからず。

■ CD
 Accuphase DP-75V --> C-275V rec out --> TASCAM DA-3000 (アナログ入力)

■ AD
 Technics SP-15、EPA-250、EPC-300MC --> SH-305MC (40 Ω受け) --> Phase Tec EA-5 (MM 受け) --> C-275V rec out --> TASCAM DA-3000 (アナログ入力) ※サブソニックフィルタ無し

DA-3000 の録音設定 : Fs 48kHz / 16bit、wav 形式

解析に WaveSpectra (efu 氏)を使用


 グラフはスピーカ経由ではないので当然聴感補正はしていませんが、一聴してわかるのは AD はハイ側がやや大人しい感じで、それはグラフからも見て取れます。

 使用したカートリッジが割と大人しめのキャラクタなので、そのせいもあるかもしれませんし、それに加えて振動系の経年変化の影響もあるのかもしれません。

 聴き易いと言われているのは右肩下がり(ピラミッド型:1/f)のバランスなので、CD に比べると僅かにそれに近いとも言えますが、これは好みもあるので難しいところです。
雅楽等に比べて西洋音楽はこのピラミッド型傾向が多いようです。

 CD はフォーマットの関係で 20 kHz 以降が急激に落ちていますが、AD はレコーダの LPF (@ Fs:48kHz)のギリギリまで伸びています。

 20kHz より上はそのほとんどが雑音と言われていますが、可聴領域に影響しているとの話もあり、45-50kHz あたりまでの高調波を入り切りすると雰囲気が変わることが分かる、みたいな内容だったように思います。
以前 CD プレーヤでその部分をシミュレートするものもあったように記憶しています。

 年齢とともに高い音が聞こえなくなってくるので私なんかには難しいでしょうが、10-20 代の若い人ならその微妙な差も感じ取れるのではないかと思います。

 今後テストレコードが入手できれば、カートリッジ毎の f 特の違いなんかも比較していきたいと思っています。

2021年1月 1日 (金)

オーディオクラフトのヘッドシェル

Head_shell_craft_as12k

 クラフト(オーディオクラフト)のシェル(AS-4PL 以降)が好きでよく集めています。
上の画像も中古で入手したものです。

 クラフトは一点支持のトーンアームが有名でした。
ヤジロベエのような構造ですから、そのままでは不安定なためオイルでダンプして使う(その分アームの感度が落ちる)という非常に特殊な方法でしたが、当時はダブルナイフエッジ式のサエク(AE)とよく比較され、いずれも熱心なファンに支持されたものです。

 私もいずれはどちらかを使ってみたいと思っていましたが、結局トーンアームはサエクに落ち着きました。

 両者のトーンアームに対する思想や構造の違いはさておき、シェルのデザインに限っていえばやはり最初の画像に代表されるクラフトのタイプが好みで、その関係で今でも程度の良いシェルを見つけるとできるだけ確保するようにしています。

 重量は AS-4PL だけ 13g 超え(資料では 13.4g) で、あとの AS-10K や 12K は製品番号通り 10g、12g となっていました。

 クラフトのシェルは、カートリッジの固定を兼ねた指掛けとシェル直結のリード線、そしてダブルロックピン(パーフェクトロック方式)が特徴で、特にダブルロックピンに関しては実物を入手するまで私もずっと注目していました。

 もっとも、実際に取り付けの際に生じるアソビは 1 ピンとほぼ変わらずで、これは同社のアームに併せて設計されているのかな?とも思っていますが、残念ながらクラフトのアームが手元に無いので実際のところは定かではありません。

 ただ、アソビを無くするとちゃんと入らないシェルも出てくると思うので、他社製品との互換性を保つ意味でも多少のアソビは仕方ないと思われます。

 いずれにせよ厳密に固定するにはターンテーブルの水平出しも含めて、シェル固定の際には水準器(気泡管)等を使って調整が必要なのは言うまでもありません。


 製造時期によってシェルの刻印に多少の違いがあるようですが、それもまた新鮮で良いものです。

 

以下は 1 ピンのシェルと 2 ピンのそれで固定した際のジョイント部のアソビについての一例です。

 

Shell_1pin_lr

ジョイントネジの回転方向(左)と逆(右)で固定した場合の左右の傾き具合 1 ピンのシェルの場合


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同 2 ピンの場合 上の 1 ピンとあまり変わりませんが、シェルによって多少のばらつきが認められます。キャビネットの水平出しが甘いので回転方向に最大でほぼ水平になっています。


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30 年選手のシェル テクニカのカートリッジ AT120Ea + 針は AT7V のそれで使っています。


Head_shell_craft2

PHONIC の PAA3X を使ってみた (主に前モデル PAA3 との比較)。

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 あくまで趣味のオーディオ用として使っているので、プロの現場での使い方とかけ離れている場合があるかもしれませんがそこはご了承願います。

 この PAA3X はリアルタイムアナライザ(RTA)以外にもいくつか機能がありますが、今のところ私は RTA しか使っていないので、それに限定して書いています。

 前モデルの PAA3 から大きく変更された点は 31 バンド(1/3 オクターブ)に加えて 61 バンド(1/6 オクターブ)でも計測できるようになったことと、モニタのカラー化と管理ソフトの変更ですが、実はそれより気になったのが前モデルのように採取データ(数値データ)の利用ができなくなったことです。

 測定結果の保存はスクリーンショット(bmp)のみで、画面サイズに合わせた 320x240 と小さめです。

 データの保存には付属のマイクロ SD カードを使います。

 

 前モデルの場合、測定した生の数値データをいくつかストアしておいて、管理ツールで PC に取り込んで平均値を出したりすることが可能でしたが、そういうことが一切できなくなりました。

 従って、自分で数値データを利用したいという方は前モデルの PAA3 を探してお使いいただく方が良いでしょう。

 なお、実際にピンクノイズで測定しながら画面を見ているとピークやディップが目まぐるしく変わるので、それらの影響を避けながらおおよその平均を出したい場合は、RTA のレスポンス時間を長くとる必要があるでしょう。
最少は 35ms ですが 250ms(VU の 300ms に近い)あたり、もしくはそれ以上を選ぶと良いかもしれません。

 

 本体に USB ポートがありますがこれは内蔵充電池の充電専用で、データのやり取りには使えません。

 充電はこの USB ポート経由でしか行えませんし、前モデルのように一般的な単三電池を使うこともできません。

 

 SG(信号発生器)については、私は前モデル付属の CD の音源ファイルを使っているのでそこはノーチェックです。
PAA3X に CD 音源は付属していません。

 

 前モデルからデータの扱いも当然進化しているだろうという先入観がありましたが、そこは残念ながら実現されていませんでした。

 ちなみに上位機種の PAA6 だと測定データをテキストで保存可能のようですが、マニュアルにはそれ以上詳しい記載が無いのでなんとも言えません(実際に実機で試した訳でも無いので詳細は不明)。
PAA6 については実際に使っている人や PHONIC に訊くのが一番でしょう。

 

 前モデルのように PC との連携は出来ません。
完全にスタンドアロンのチェックツールですが、悪いことばかりではなく、操作性は前モデルに比べて良くなっていると思います(あくまで個人の感想)。
ジョグコントロールはとても便利です。

 

 マイクは着脱式になっています。
使わない時には本体裏の収納スペースに入れておけるようになっていますが、個体差なのか収納したものを取り外す時にキツくて大変なので、私は別の袋に入れてケースに仕舞っています。

 以上を承知の上で割り切って使う分には前モデル同様に良いツールだと思います。
ちなみに前モデルは本機の購入にあたり手放しました。

 

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電源 ON から操作可能になるまで 1 分近くを要します。


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RTA の設定画面 左上の FUNCTION で測定品目を変更できます。


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RTA のレスポンスタイム ここでは 250ms にしています。


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測定の一例


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板状の専用充電池が使われています。


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スクリーンショットの一例 31 バンド(1/3 オクターブ)時 サイズは 320x240 です。


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61 バンド(1/6 オクターブ)時

2020年11月27日 (金)

再生専用 MD ウォークマン MZ-E700 の話

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 いつ買ったのは忘れましたが、多分 2000-2002 年頃ではないかと思います。
内蔵電池ボックスの接点の調子が悪いのか、5-6 年くらい前から操作中に本体を触るとブツブツ電源が切れるようになったので現在は外付け乾電池ケースで使っています。

 この電池の件を除いては年数の割にマトモに動いており、時々選曲でグズることがありますが、ピックアップのクリーニングその他でなんとか凌いでいます。

 MD について私はリリース当初は否定的でしたが、ATRAC の改良が進んで納得できる音になった頃に据置型デッキを購入、その流れでこの MZ-E700 も揃えました。

 そのうち我が家のカーステレオも MD 対応となり、それは現在も続いているのですが、その関係で MD はまだまだ現役です。

 手元に TASCAM DA-3000 もあるので、アナログ音源もデジタル化してしまえば完全移行可能なのですが、思うだけでなかなか先に進みません。

 リサイクルショップも正直なもので、一時はメディア 1 枚 が 10 円とかで売られていましたが、再ブーム到来で売れると分かってからは何処も強気の値段になりました。

 MD は本家のソニーもとっくに手を引き、現在デッキを細々と生産しているのはティアックのみですが、その気概というか心意気には頭が下がります。

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ソニーもこの頃はまだハード部門が華やかだったんですが、だれが今の保険屋を想像したことでしょう。


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この他にグレーの巾着袋が付属 付属のイヤフォンが壊れたため現在は別製品を使用中

 

2020年6月28日 (日)

[4344 エッジ交換 2/2] スピーカのエッジの劣化

[前日からの続き]

明けて日曜の作業です。

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どうやらコーンとエッジは上手く接着されたようなので、次にフレームとエッジを接着します。


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すぐにセンター出しを行い、そこで固定されるようにします。今回は 2122H 1 台を除いてほとんどそのまま無調整で OK でした。


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5 分くらいフレームを指でまんべんなく押してエッジを密着させたあと乾燥させます。


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2122H も同様です。こちらは幅が狭いので割り箸の先で密着させました。


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その後しばらく乾燥させてからガスケットの取り付けです。これは単に 1 本置いてみただけの図


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ガスケットの接着にも付属のボンドを使いました。※ビス穴位置に合わせて貼りましたが、エッジのそこには敢えて穴を開けませんでした。


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2122H は長いゴムベルトです。これも付属のボンドで貼り付けます。


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このあと外出もあり 3 時間程乾燥させました。


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エンクロージャへ戻したところ(右 SP) 各ユニットは 180 度回転させて取り付けました。長年の重力によるダンパの偏りを軽減させるためです。


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これくらいの距離だとコーンとエッジの境界は目立ちません。交換したことを伝えなければ多分見分けはつかないでしょう。


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2235H もほとんど目立ちません。これは固定位置(ガスケットの穴に合わせた位置)修正前


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左 SP こちらも取り付け完了


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こちらもほとんど目立ちません。アッテネータ板の複数の黒いシミは過去にやったレタッチのあとです。


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[参考] 事前 両 ch のピンクノイズ特性


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[参考] 事後 両 ch のピンクノイズ特性


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8kHz 付近に落ち込みがあるので確認したらアッテネータのガリでした。orz これはガリ取りあとのもの

 

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更にアッテネータ類を調整した最終状況 片 ch 毎は割とフラットなんですが、両 ch で聴取位置だとやはり低いほうが結構暴れます。

 

 全てが終わって聴き慣れた CD を流してみると、心なしか爽やかさが増したようにも感じましたが多分それはアッテネータをいじったせいでしょう。

 ファンテックさんをはじめ動画のうp主の皆さんに感謝しつつ、好きな音楽を愛でたいと思います。

 

おわり

[4344 エッジ交換 1/2] スピーカのエッジの劣化

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 この土日を使ってエッジの張り替えを行いました。
初めての経験で最初は緊張しまくったものの、いざやってみるとこれが結構なかなか楽しいもので、心地良い疲労感とともにこれを書いています。

 実際にやってみて気付いた最も注意すべき点は、エンクロージャからユニットを取り外す際に落下させる危険性があることで、当たり前と言えば当たり前ですが、特に 2235H は四隅の金具だけで固定されていてすぐに外れてくることに加え、10kg はあるかと思うほど重いので神経を遣いました。

 2122H は逆にキツく取り付けられており、外し辛いのでこれまた要注意でした。

 張り替えには先に購入したファンテックさんのエッジキットを使ったのですが、取説も分かり易く書かれており、一応内外の張り替え動画なんかも沢山見てから取り掛かったので、なんとかそれなりに無事交換できました。

 なお、付属のボンドが非常に扱い易く、またこれ 1 本で 2235H x2、2122H x2 の処理が余裕で行えました。

 仕上げにエッジとコーンの間をボンドで埋める必要があるかな?とも思いましたが、当初想定していたよりも接着が上手くいったのと、普段からサランネットを外している訳じゃないのに加えて今後売るつもりも無いので、そこはあまり凝らずに済ませました。

 これでまた 10 年くらいは安心できると思いたいです。

 このあと風呂入ってビールをあおります。

 

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念のため事前に特性の確認


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右のスピーカ


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左のスピーカ


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まずは 38cm (2235H) を取り外して配線の確認 黒線入りがマイナス側のようです(2122H も同様)。


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中のネットワーク


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取り外した 2235H 重いです。 ※作業用の回転台を使うと作業が断然し易いです。


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指で劣化したエッジを取り除いていきます。


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次にガスケットを外します。指で摘んで簡単に剥がせました。


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フレームに残っているエッジを取り除いたところ


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フレームはその後シンナー(Mr.レベリングうすめ液)で拭いて綺麗にしました。


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裏返して、こちらもこそぎ落とします。


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ピンボケですが、落とし始めたところ


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落とした後 きれいに全部は取れませんが無理はしないことにしました。


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確認


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ゴム系接着剤が残っているので、これは毛鉤を巻く時に使うハサミで慎重に全周をトリミング


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仕上げに紙やすりで軽くコーンの端を処理


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おおよそこんな感じになりました。これで 2235H の下処理は完了です。


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次に 25cm (2122H) の取り外し これがキツくてなかなか大変でした。


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2122H の番です。


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これも指で取れるだけ取り除きます。ウレタンは少し粘っていました。


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思い切り端折って 2122H 完了w


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2235H のガスケット このあと貼り付け面の残骸を取り除いて再利用します。


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周囲を清掃後、次はいよいよ貼り付け作業です。この赤キャップのボンドが非常に扱い易くて良かったです。


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2235H のコーン側 ボンドは幅広く塗れ、とのことなので元々色が付いていたあたりまで塗りました。


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少し間を置いてからエッジにも塗って貼っていきます。


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表と裏から指で押して隙間無く張り合わせたあと暫く乾燥させます。


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2122H も同様にボンドを塗布します。


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こちらもコーンとエッジを接着して暫く乾燥させます。

 

ここまでで初日の作業は完了 時計を見ると AM 3 時過ぎでシャワーを浴びてからひと寝しました。

より以前の記事一覧